訪問着は、日本の伝統的なフォーマルウェアの一つです。訪問着は、留袖と小紋の中間に位置する着物で、華やかさと品格を兼ね備えたデザインが特徴です。
訪問着の特徴的なデザインは、袖、胸、肩、裾などに連続した模様があり、これにより優雅な雰囲気を醸し出します。
訪問着とは?
訪問着はフォーマル用として大正時代の初期に誕生しました。
比較的歴史は浅く、日常で着用する着物の種類は訪問着が誕生する以前、留袖と小紋の2種類のみとされていました。
大正時代に入ると洋服が広まり、普段着には洋服が着用され、着物はお出かけ用として扱われてきました。
着物も時代の移り変わりとともに、「留袖ではかしこまりすぎで、小紋より品格のあるお出かけ用の着物が欲しい」といった声が増えました。
そこで百貨店業界は、「人の家を訪問する時に失礼にならない着物」というコンセプトで訪問着を作り出しました。
訪問着の選び方
訪問着を選ぶ際には、以下のポイントに注意すると良いでしょう。
色と柄
季節や行事に合わせた色や柄を選びます。春には明るい色、秋には落ち着いた色が好まれます。
素材
着心地や季節に応じた素材を選びます。夏は薄手の生地、冬は厚手の生地が適しています。
目的
結婚式や入学式などのフォーマルな場には華やかなデザイン、お茶会やちょっとしたおよばれには控えめで品格のあるデザインを選びます。
訪問着の着用シーン
訪問着は様々なフォーマルなシーンで着用されます。以下に、訪問着を着るタイミングとその際のおすすめの訪問着を紹介します。
結婚式や披露宴、パーティー
華やかで金彩が入った訪問着がおすすめです。結婚式などのお祝いの席では、明るく華やかなデザインが好まれます。
七五三やお宮参り、卒業式、入学式
控えめな柄の訪問着がおすすめです。お子様が主役となる行事では、主張が控えめで品格のあるデザインが適しています。
お茶会やちょっとしたおよばれ
控えめで小さめの柄、品格のある訪問着がおすすめです。お茶会や友人宅への訪問などのシーンでは、落ち着いたデザインがふさわしいです。
訪問着のコーディネート
訪問着をコーディネートする際には、帯や小物の選び方も重要です。
帯
訪問着の色や柄に合わせて選びます。フォーマルな場では豪華な帯、控えめな場ではシンプルな帯が適しています。
小物
帯締めや帯揚げ、草履やバッグなどの小物も全体の雰囲気に合わせて選びます。色のバランスを考えてコーディネートすると良いでしょう。
まとめ
訪問着は、結婚式や入学式、お茶会など様々なフォーマルな場で活躍する日本の伝統的な衣装です。
訪問着の選び方やコーディネートのポイントを押さえることで、どんな場面でも自信を持って着こなすことができます。適切な訪問着を選び、特別な日にふさわしいスタイルで素敵な思い出を作りましょう。
鎌倉での訪問着レンタルはからんころんへ
鎌倉で訪問着レンタルをお探しの方は、鶴岡八幡宮まで徒歩5分の「晴れ着レンタル からんころん」をぜひご利用ください♪
▼訪問着レンタルプラン▼